佐藤圭司「桜にゑびす」が始まりました

6月3日(月)より佐藤圭司写真展「桜にゑびす」が始まりました。

今回の作品は、3月に亡くなられた須田一政さんへのオマージュです。

佐藤圭司の作品といえば東京のストリート、バンコク、そして北海道の雪景色というのが三大テーマですが、今回は違った一面をご覧いただける作品となっています。

会期は6月16日(日)19時までとなっています。会期中無休です。

また作者の在廊状況はFacebookに告知される予定です。

https://www.facebook.com/events/661014604343367/?active_tab=discussion

是非会場に足を運んで頂ければと思います。

Karuizawa x Yamanashi“Time Slip2”

この度、RED Photo Galleryではオリジナルラベルのプライベートボトルウイスキーを作りました。

伝説的な軽井沢蒸留所と短命の山梨蒸留所からのモルトを含むこのウイスキーは、1970年代初頭にブレンドされ、北海道北部の寒い地域にある忘れられた倉庫の中のボトルの中でその生涯を過ごしました。北海道の冷たい倉庫の中で70年代からグラスの中で眠っていました。
奇跡的にその倉庫から発見され、東京に移送して80年初頭の軽井沢ウイスキーが直前まで入っていたシェリー樽に移され、さらに3年4ヶ月間再熟成されました。
RED Photo Galleryの3周年を記念して、 2018年9月にボトリングし、13人のギャラリーメンバーの写真と瀬戸正人さんと須田一政さんの写真を起用して15種類のラベルとなりました。日本の写真と日本のウイスキーの素晴らしい組み合わせで限定202本。
この記念のプライベートボトルは非売品です。
Red Photo Galleryは、Place M(www.placem.com)と、このプロジェクトを手伝ってくれたStefan Van Eycken(Nonjatta)に感謝いたします。

This whisky, containing malt from the legendary Karuizawa distillery and the short-lived Yamanashi distillery, was blended in the early 1970s and spent the rest of its life in glass, slumbering in a forgotten warehouse in the cold north of Hokkaido. After a serendipitous discovery, this fantastic find was moved to Tokyo, and reinvigorated for 3 years and 4 months in a freshly disgorged Karuizawa sherry butt from the early 80s. Bottled in September 2018, in association with the 3rd anniversary of the Red Photo Gallery in Tokyo, it comes in 15 different label editions, featuring the photography of 13 members of the gallery, and Masato Seto and Issei Suda. A wonderful pairing indeed of Japanese photography and Japanese whisky.
This commemorative, private bottling is not for sale.
The Red Photo Gallery would like to thank Place M (www.placem.com) and Stefan Van Eycken (Nonjatta) for their help with this project.

 

「迷子のお知らせ」の知らせ 平 当麻

この正月にパンツを撮ると決めました。靴下でもヒールでも構わなかったのですが、僕のフェティッシュはやはりパンティなのでした。金曜の夜、国道沿いのランジェリー・ショップで5~6枚のパンツを仕入れ、土曜に撮影、日曜に現像する、というローテーションです。
二ヶ月ほどでもう飽き々々して仕舞いましたが、半年と少し、データをラボに出す期限まで淡々と撮影を続けました。写経なんぞを続けるとこんな気持ちになるのだろうか、と思いました。

ところで僕の暮らす町では防災無線放送がいまも活用されています。週末の夕刻、それが鳴り響くと空気が少しこわばります。

―こちらは、防災こうのすです。

鴻巣警察署から迷い人のお尋ねをいたします。

本日午前11時45分頃から、鴻巣市滝馬室地内において77歳の男性が行方不明となっています。

特徴は身長が170センチ位で細身。

服装は緑色の帽子、チェックのシャツ、青色ベスト、眼鏡を着用しています。

お心当たりの方は、鴻巣警察署までご連絡ください。

こちらは、防災こうのすです―

翌日、また放送が流れます。

―こちらは防災こうのすです。

鴻巣警察署からお知らせいたします。

昨日、迷い人のお尋ねをしていた男性につきましては無事発見されました。

ご協力ありがとうございました。

こちらは防災こうのすです―

発見の知らせのない時、寝床に入ってふと、あの人はどうなってしまったのだろう、と思います。これは現代のブルーズだな、とも感じます。

とはいえ、写真とこのはなしは何の関係もありません。年に二回展示を行うとして、死ぬまでのタイトルはもうストックされています。展示のたびに順繰りそれを充ててゆくだけです。

今回は生活の雑感と展示のタイトルがたまたま一致した、ということです。

佐藤圭司写真展「忍路の景色」会期終了

PlaceMと同時開催で始まった本展示ですが、途中構成変えをし無事会期終了いたしました。

たくさんの方々にご覧いただき感謝しております。

展示している写真群を見ながら、よくもまあこんな寒いところに通って撮ったなと、自分ながらに思いました。

また寒い季節が近づいてきます。

この冬は忍路には雪が積もることでしょう。

 

さて、次回作ですが2週間後の10月30日からこのRED Photo Galleryにて「バンコク夜景色」を開催致します。

この展示は今年、7月~9月に撮り下したものです。どうぞご期待ください。

平 原当麻「ライナスと毛布」

SDIM0018

僕のふるさとのはなし

苫小牧市の民家の庭先でナイフを手にした男たちが、息絶えたヒグマを器用に解体し始めた。ビニールシートの上で食用の肉を取る光景を近所の人も珍しそうに見守る。10月9日夕にJR千歳線の沼ノ端—植苗駅間で列車にはねられ、猟友会関係者が引き取った体重約250キロの雄だ。

「脂肪が少なく、痩せている。冬を前に盛んに食べて体を太らせる時季なのに」。解体の手を休めた1人のつぶやきを耳にし、記者も山の実なりの悪さを想像した。

今年はヒグマが列車にひかれる事例が多発した。捕獲数も極めて多い。好物のドングリの不作などで、餌探しのため人の生活圏へ頻繁に出没する個体が増えたため、とみられている。

-中略-

ヒグマは畑の作物や果樹の実など人里の味を覚えると、それに固執し、大胆な行動を取りやすくなることが知られている。人里への侵入を繰り返すうち、人への警戒心も薄くなる。加えて春グマ駆除が廃止になった1990年以降、捕獲圧の低下で人を恐れない若い個体が増えたともされる。

この話に納得のいくような出来事が9月12日、千歳市桂木の住宅街で起きた。写真家の服部冬樹さんが午後8時半ごろ、自宅の玄関を開けたところ、風除室の前にヒグマがいた。だが、逃げる気配を見せず、顔を上下に揺らし匂いをかぐしぐさを続けている。風除室の薄いガラスを隔てて距離は1メートルもない。約30秒間じっと見ていると、おもむろに立ち去り、庭の闇の中に消えた。
「換気扇から漏れ出た料理の匂いに誘われたのか」と服部さん。庭木のナシを食べた跡もあった。

千歳では10月、市街地で目撃が相次いだ。市クマ防除隊が街の中で見つけたふんを調べると、コクワの実ばかり入っていた。

苫小牧日報