Karuizawa x Yamanashi“Time Slip2”

この度、RED Photo Galleryではオリジナルラベルのプライベートボトルウイスキーを作りました。

伝説的な軽井沢蒸留所と短命の山梨蒸留所からのモルトを含むこのウイスキーは、1970年代初頭にブレンドされ、北海道北部の寒い地域にある忘れられた倉庫の中のボトルの中でその生涯を過ごしました。北海道の冷たい倉庫の中で70年代からグラスの中で眠っていました。
奇跡的にその倉庫から発見され、東京に移送して80年初頭の軽井沢ウイスキーが直前まで入っていたシェリー樽に移され、さらに3年4ヶ月間再熟成されました。
RED Photo Galleryの3周年を記念して、 2018年9月にボトリングし、13人のギャラリーメンバーの写真と瀬戸正人さんと須田一政さんの写真を起用して15種類のラベルとなりました。日本の写真と日本のウイスキーの素晴らしい組み合わせで限定202本。
この記念のプライベートボトルは非売品です。
Red Photo Galleryは、Place M(www.placem.com)と、このプロジェクトを手伝ってくれたStefan Van Eycken(Nonjatta)に感謝いたします。

This whisky, containing malt from the legendary Karuizawa distillery and the short-lived Yamanashi distillery, was blended in the early 1970s and spent the rest of its life in glass, slumbering in a forgotten warehouse in the cold north of Hokkaido. After a serendipitous discovery, this fantastic find was moved to Tokyo, and reinvigorated for 3 years and 4 months in a freshly disgorged Karuizawa sherry butt from the early 80s. Bottled in September 2018, in association with the 3rd anniversary of the Red Photo Gallery in Tokyo, it comes in 15 different label editions, featuring the photography of 13 members of the gallery, and Masato Seto and Issei Suda. A wonderful pairing indeed of Japanese photography and Japanese whisky.
This commemorative, private bottling is not for sale.
The Red Photo Gallery would like to thank Place M (www.placem.com) and Stefan Van Eycken (Nonjatta) for their help with this project.

 

佐藤圭司写真展「C U B A」

 

お蔭さまで、佐藤圭司写真展『C U B A』は会期を無事終了致しました。本展示にて、2018年のRED Photo Galleryの展示はすべて終了となります。

ご来場くださいました皆様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。また、年末の折、ご来場できず気に掛けて頂いた方々にもお礼申し上げます。

本展示は、2018年の夏、ハバナ、バラデロを旅した時に撮影したものです。

キューバは社会主義の国なので、「すべての人が平等」というのが根底にあるので、物品や食べ物にバラエティがありません。どのレストランでも同じような食べ物を提供します。しかし、近年一部経済開放がされたため、外国からの物資も入っています。これらの多くは海外からの観光客に提供されますが、一部裕福層も恩恵に与っているようです。一般の市民の月収は3500円程度と言われていますが、外国人相手の商売をしている人は10万円くらい稼ぐ人もいるそうです。

キューバで思い出に残る味は人民ロンとコーヒー、フローズンダイキリです。
「ロン」とはラム酒のことで、有名なハバナクラブはほとんど輸出用で一般の人は人民ロンと呼ばれる量り売りのラム酒を飲んでいます。これが抜群に美味くてくせになります。
コーヒーはキューバの特産物の一つで、味が濃くてとても美味しい豆です。現地ではこれにロンを入れて飲むのが一般的です。これもまた絶品でした。
かの文豪ヘミングウェイが愛して止まなかったというダイキリ、パパダイキリと呼ばれています。所謂フローズンダイキリのことなんですが、これがまた絶品です。
この3つを飲むためだけに再びキューバを訪れてもいいくらいです。というか、きっともう一度行きます。

キューバの話を始めると、話が尽きませんがどこかバーなどでお会いした時のネタに取っておきます。

今年も残すところわずかになりました。皆さん、良いお年をお迎えください。

「迷子のお知らせ」の知らせ 平 当麻

この正月にパンツを撮ると決めました。靴下でもヒールでも構わなかったのですが、僕のフェティッシュはやはりパンティなのでした。金曜の夜、国道沿いのランジェリー・ショップで5~6枚のパンツを仕入れ、土曜に撮影、日曜に現像する、というローテーションです。
二ヶ月ほどでもう飽き々々して仕舞いましたが、半年と少し、データをラボに出す期限まで淡々と撮影を続けました。写経なんぞを続けるとこんな気持ちになるのだろうか、と思いました。

ところで僕の暮らす町では防災無線放送がいまも活用されています。週末の夕刻、それが鳴り響くと空気が少しこわばります。

―こちらは、防災こうのすです。

鴻巣警察署から迷い人のお尋ねをいたします。

本日午前11時45分頃から、鴻巣市滝馬室地内において77歳の男性が行方不明となっています。

特徴は身長が170センチ位で細身。

服装は緑色の帽子、チェックのシャツ、青色ベスト、眼鏡を着用しています。

お心当たりの方は、鴻巣警察署までご連絡ください。

こちらは、防災こうのすです―

翌日、また放送が流れます。

―こちらは防災こうのすです。

鴻巣警察署からお知らせいたします。

昨日、迷い人のお尋ねをしていた男性につきましては無事発見されました。

ご協力ありがとうございました。

こちらは防災こうのすです―

発見の知らせのない時、寝床に入ってふと、あの人はどうなってしまったのだろう、と思います。これは現代のブルーズだな、とも感じます。

とはいえ、写真とこのはなしは何の関係もありません。年に二回展示を行うとして、死ぬまでのタイトルはもうストックされています。展示のたびに順繰りそれを充ててゆくだけです。

今回は生活の雑感と展示のタイトルがたまたま一致した、ということです。

Tomoya Matsuura「life beside you」

Tomoya Matsuura “life beside you” RED Photo Gallery
2018.5.21(Mon)~2018.6.3(Sun)
Tomoya Matsuuraによるライブパフォーマンス  2018.6.3(Sun)17:00~17:30
http://photogallery.red/schedule/2018/20180521/exhibition.php

Tomoya Matsuuraは、国内外を舞台とした自身の音楽活動と並行してアーティストなどへの楽曲提供、プロデュースを行ってきたミュージシャンであり、自然や宇宙の神秘をテーマとしたサウンド作品、インスタレーションの制作を手がけてきたアーティストである。2014年には走査型電子顕微鏡(SEM)と出会い、ミクロの世界の美を描写する作品の制作に取り組んできた。Tomoya MatsuuraのSEM作品は、すでにメディアに掲載され海外からも関心が寄せられているが、今回の展示は東京における初めての写真展である。

SEMはナノメートル(ナノ=10億分の1)の分解能でサンプル表面を可視化する電子顕微鏡でありながら、その特徴として浮き出るような立体感を持つイメージが得られる。Tomoya Matsuuraの作品では、SEMの解像度で微細な構造を描写しつつミリメートル(ミリ=千分の1)オーダーの被写体のイメージを再現している。モチーフは身近にあって見過ごされている枯れた植物であるが、漆黒の背景から生き生きと浮かびあがり新たな命が吹き込まれたように感じられる。
生物におけるミクロな構造を精細に可視化することは、マクロな生命現象などの発現の謎を解く鍵となるが、それと同時にオープンエンドに謎があらわれ、さらなる”センス・オブ・ワンダー”を惹起する。今回の展示とライブパフォーマンスでは、彼の手によるSEM作品とサウンドとがあいまって、見る者を生命の持つ驚異の世界に引き込むことであろう。

西村勇人|RED Photo Gallery